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次は二重露光を入れるので再確認を
- 露出・露光時間の1枚ごと、トータル
- フィルム銀塩への影響
- デジタルへの反映調整
となりますね、そもそもフィルムはどう撮ると上手く撮れるのか?というところです
二重露光(Double Exposure)の基本原理
フィルムに光を2回以上(3回以上の多重露光もありますね)当てて、異なる被写体が同じコマに重なって記録される現象です。
通常は「1コマ=1回露光」ですが、二重露光では「1コマ=複数回露光」になります。
1. 1枚目と2枚目の影響度
- 1枚目の影響
フィルムにまず1回目の光があたって感光粒子が反応。明るい部分ほど「銀塩結晶」がすでに反応してしまうため、2枚目の露光が効きにくくなります。
→つまり、1枚目の明るい部分は2枚目が乗りにくく、暗い部分は2枚目が強く反映されやすい。 - 2枚目の影響
1枚目でまだ露光されなかった結晶に光が当たり、そこに2枚目の像が形成されます。
→結果として「両方が暗い部分は暗くなり、どちらかが明るい部分は明るく見える」ような合成になります。
👉 このため、
- 空や明るい背景の上に別の被写体を重ねると「透けて」見える
- 暗い背景の上に2枚目を撮ると「はっきり」写る
といった特徴が出ます。
この影響度を再現することで本物感が出ますね!?
2. 露光時間・露出の考え方
- 通常の1回露光と同じ露出で2回撮ると、**全体がオーバー露光(白っぽい)**になりやすい。
- そのため、一般的には
- 1回あたりの露出を半分にする(例:2枚撮るなら1枚ごとに -1EV くらい)
- 3回撮るなら1/3に分ける
といった調整が必要。
これに関してはフィルム感光なのでデジタルだと少し違う。
本物のフィルムのような露出設定を必要とするかどうかですね?この部分は不要かな?最終状態とのバランス調整は必要ですね
3. 1枚目と2枚目の露光時間差
露光時間や露出の設定によって写り方は変化します。
- 1枚目 長露光・2枚目 短露光
→ 1枚目がベースのようにしっかり写り、2枚目は軽く上乗せされる。
例:夜景を長時間露光 → 人物を一瞬フラッシュで撮る。 - 1枚目 短露光・2枚目 長露光
→ 2枚目が強く写ってしまい、1枚目は背景的になる。
例:薄くシルエットだけ残したい場合など。 - 両方同じ露出時間
→ バランス次第でどちらも半透明に重なって見える。
バランス!差の設定もできると面白いですが、複雑ですね、デジタルだと影響度は簡単に変えられるのでユーザー設定はできますが、基本は1:1バランスでしょうか
4. 撮影順序の違い
- 1枚目に暗い被写体 → 2枚目に明るい被写体
→ 暗い部分に2枚目がはっきり乗る。 - 1枚目に明るい被写体 → 2枚目に暗い被写体
→ 明るい部分はすでに結晶が感光しているため、2枚目が薄くしか乗らない。
👉 一般的には「1枚目=シルエットや暗い構図、2枚目=ディテールや明るい構図」にすると重なりがきれいになる。
ここが面白いところですね、合成比率、明暗差は計算できるので計算に従うとそれなりになると予想できます。
5. その他の要素
- フィルムの特性
- ネガフィルムはラチチュード(許容範囲)が広いため二重露光に強い。
- ポジフィルムはラチチュードが狭いので失敗しやすいが、決まると色鮮やか。
- 色の影響
明るさだけでなく色フィルターの重なりも影響。赤の上に緑を重ねるとくすむなど、補色関係が強く出やすい。 - カメラの機構
- 一部のカメラは「巻き上げずにシャッターだけ切る」機能で二重露光可能。
- 普通のカメラで巻き上げてしまった場合、フィルムを少し戻して再度合わせる荒技もある。
- 意図しない二重露光
フィルムの巻き上げミスなどで偶然起きる場合もあり、予想外のアート的効果になる。
まとめると、
二重露光は「1枚目でどの結晶をどれだけ使ってしまうか」と「2枚目で残った結晶をどう使うか」の勝負で、露光量の配分(1枚目と2枚目の明るさ・露光時間)で雰囲気が大きく変わります。
単純に撮るものによって出る絵が変わるので工夫して遊べる機能ですね!
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