* 記事の内容を何も保証していません。公的機関による公式情報等ご確認の上ご利用ください。
2024.12 iDeCoの改悪が騒がれていますね、ちょっと調べてみました。
個人的には、節税にオススメと考えていますが
企業年金、退職金が多い方にとってはおまけ程度かなと
iDeCoって何?
iDeCoとは、個人型確定拠出年金の略称で、ご自身で掛金を積み立て、運用を行い、老後のために資金を準備する年金制度のこと。
改悪って何?2024
iDeCoの改悪が話題になっています。
iDeCoの制度改正は、メリットとデメリットが両方存在するため、一概に「改悪」と断言することは難しい面もあります。
iDeCoの改悪とされる主な点
- 5年ルールから10年ルールへの変更: 退職金とiDeCoの受取時期を10年以上離さないと、従来よりも多くの税金を支払う可能性が出てきました。退職後すぐにiDeCoの一時金を受け取ろうと考えていた人には、不利な変更です。
- 企業年金加入者のiDeCo拠出限度額の変更: 企業型DCとDB等に加入している人の中には、iDeCoの拠出限度額が減ったり、全く拠出できなくなるケースが出てきています。
iDeCo改悪の影響を受ける人
- 退職金を受け取る予定の人: 特に、退職後すぐにiDeCoの一時金を受け取ろうと考えていた人。
- 企業年金に加入している人: 企業型DCとDB等に加入している人で、拠出限度額が減る可能性がある人。
加入資格、掛け金上限額
加入資格
iDeCoに加入できるのは、一般的に以下のいずれかに該当する方です。
- 国民年金の第1号被保険者: 自営業主やフリーランスの方など
- 国民年金の第2号被保険者: 会社員の方など
- 国民年金の第3号被保険者: 配偶者が国民年金の第1号または第2号被保険者の方で、自身は国民年金に加入していない方
【iDeCoの掛金上限額の例】
職業 | 上限金額 |
---|---|
自営業者 | 月額6.8万円 |
企業年金なしの会社員 | 月額2.3万円 |
企業年金ありの会社員 | 月額2万円 ※企業年金の種類によって変動 |
会社員、退職金を大きく受け取る方は、上限が低いです。
収入の多い自営業者は利用する価値も大きいと思います。
メリット・デメリット
iDeCoのメリット
- 税制優遇: 拠出した掛金は全額所得控除の対象となり、所得税や住民税が減ることで、手元に残るお金を増やすことができます。また、運用益も非課税です。
- 資産形成: 積み立てたお金を、投資信託など様々な金融商品で運用することで、複利効果による資産の増殖が期待できます。
- 老後資金の準備: 公的年金だけでは不安な老後資金を、iDeCoで効率的に準備することができます。
- 転職してもOK: 転職しても、積み立てたお金を持ち運ぶことができます。
iDeCoのデメリット
- 原則60歳まで引き出せない: 早期に資金が必要な場合は、利用できません。
- 運用は自己責任: 自分で金融商品を選んで運用するため、運用成績によって将来受け取れる金額が変動します。
- 手続きが少し複雑: 加入手続きや、運用商品の選択など、ある程度の知識や手間が必要です。
コメント